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2026年10月 確認

東京都の蓄電池補助金は、いつ振り込まれる?

結論

  • 都の手引きでは、交付決定通知書の送付から1〜2か月程度で振り込まれます。振込日の連絡はありません
  • 実績報告を出してから交付決定までの審査期間は、公表されていません
  • 工事代金は先に全額を払います。補助金が入るまでは、自分で立て替えます

立て替える額は設置費用そのものなので、資金計画は見積もりの金額から立てます。

東京都の蓄電池の補助金は、設置して代金を払ったあとに振り込まれます。補助金を先に受け取って、工事代金にあてることはできません。[1]

振込の時期について都の手引きが示す目安は、「交付決定通知書の送付から1〜2か月程度」だけです。その前の、実績報告を出してから交付決定までの期間は、手引きにも公式ページにも書かれていません。[1][2] このページでは、公表されている流れに沿って、いつ何が起きるかと、立て替えの考え方を整理します。

補助金の額は条件でほぼ決まりますが、払う額は設置費用しだいで、業者や機種で変わります。いくらを何か月立て替えるかは、見積もりの金額がわかって初めて決まります。

振込までの流れ

都の補助金の振込は、7つの手順の最後です。都の手引きは次の順番を示しています。[1]

事前申込から契約までは、メールの受付通知が届けば進められます。[1] 一方、振込の前には審査があり、その長さは公表されていません。つまり、入金の日を前もって決めることはできません。

手順 内容 期間の目安
① 事前申込 契約の前に電子申請で出す ―
② 受付通知 公社からメールで届く。この日から契約できる 公表なし
③ 受領通知 公社から郵送で届く 公表なし
④ 契約・着工・支払い 工事代金をすべて払う ―
⑤ 交付申請兼実績報告 設置と支払いのあと電子申請で出す 事前申込の有効期限(1年)内
⑥ 審査・交付決定 公社が審査し、交付決定通知書を送る 公表なし
⑦ 振込 公社から振り込まれる 交付決定通知書の送付から1〜2か月程度

出典: [1]

表のとおり、期間の目安が公表されているのは⑦だけです。⑥の審査について手引きは、書類審査と必要に応じた現地調査で行うと書いていますが、日数は示していません。[1]

あなたがやること: 交付決定通知書が届いた日を記録し、そこから1〜2か月の間に入金を確かめます。

交付決定から1〜2か月

交付決定通知書が届いてから、1〜2か月程度で振り込まれます。都の手引きには、同じ目安が2か所に書かれています。[1]

振込日の連絡はありません。[1] 通知書が届いたら、1か月を過ぎたころから通帳やネットバンキングで入金を確かめます。

この「1〜2か月」は、交付決定からの期間です。実績報告を出した日から数える期間ではありません。実績報告から入金までの合計は、審査の期間が公表されていないため、示すことができません。

あなたがやること: 交付決定通知書を受け取ったら、捨てずに保管し、届いた日を控えます。

審査期間は公表されていない

実績報告から交付決定までの期間は、都の手引きにも公式ページにも書かれていません。[1][2] このページでも、推測の日数は示しません。

書類に不備があると、その分だけ遅れます。公社はメールや電話で修正を求めます。[1] 最初に修正を求められた日の翌日から180日以内に直さないと、申請を取り下げたとみなされます。[1]

申請の状況は、都の電子申請の「申請状況確認」で確かめられます。確認には事前申込の受付番号が必要です。業者に代行を頼んだ場合は、受付番号を業者に聞きます。[2]

知りたいこと 確かめる方法
申請がいまどの段階か 電子申請の申請状況確認(事前申込の受付番号が必要)[2]
受付番号がわからない 代行を頼んだ業者に聞く(公社は番号の問い合わせに答えない)[2]
審査の目安 蓄電池ヘルプデスク 03-6633-3824(平日9時〜17時)に問い合わせる [2]

あなたがやること: 事前申込の受付番号を控え、入金が遅いと感じたら申請状況を確かめます。

立て替えはいくら、いつまで

立て替えるのは工事代金の全額で、その期間は「支払い」から「都の振込」までです。

都の補助は、契約・着工・支払いがすんでから実績報告を出し、その審査を経て振り込まれます。[1] 下の例は、国の目標価格を費用の目安にした編集部の試算です。実際の費用は業者と機種で変わります。

項目 金額 計算
先に払う額 87.5万円 7kWh × 12.5万円(国の目標価格・税抜)[3]
後から振り込まれる都の補助 70万円 7kWh × 10万円 [1]
最終的な自己負担 17.5万円 87.5万円 − 70万円

※前提: 既存住宅・太陽光あり・蓄電池7kWh・費用は国の目標価格(編集部の仮定)。補助は対象経費が上限。消費税は含めていません

0306090万円全額が立て替え 87.5万円自己負担 17.5万円戻ってきた補助金 70万円87.5万円全額が立て替え87.5支払い時戻ってきた補助金70自己負担 17.5都の振込後
0306090万円全額が立て替え 87.5万円自己負担 17.5万円戻ってきた補助金 70万円87.5万円全額が立て替え 87.5支払い時戻ってきた補助金 70自己負担 17.5都の振込後
立て替えて払う額自己負担戻ってきた補助金

費用は国の目標価格12.5万円/kWh(税抜)による仮定。

実際に業者へ払うのは消費税を含めた額で、この例では96.25万円(税込)です。補助は税抜の経費で計算するため、70万円を数か月にわたって立て替えることになります。立て替えの終わりは、審査の期間が公表されていないため決められません。

区の補助もある場合は、区の振込も待つことになります。区の補助は区ごとに入金の時期が違うので、次の節の表で確かめてください。

あなたがやること: 見積もりの総額から、都の補助額と自己負担を分けて書き出し、立て替えの期間に備えます。

見積もりの総額がわかれば、立て替える額も自己負担もはっきりします。

ローンやカードで払うとき

ローンやクレジットで払うときは、「いつ支払いが終わったことになるか」が自治体ごとに違います。

都は、実績報告で「金融機関発行の証明書等」を求めています。[2] 区や市は、ローンの契約日や引き落としの日を、支払いの完了日や申請期限の起点にしていることがあります。

自治体 支払い方法についての決まり 出典
東京都 実績報告で金融機関発行の証明書等が必須。現金の受け渡しは対象外 [2][22]
足立区 ローンの場合は、ローン契約日から12か月以内に申請 [23]
調布市 ローンは、ローン会社が業者へ全額を払った日が起点。そこから6か月以内に申請 [15]
文京区 申請日までに全額支払い済みであること。クレジットは口座から引き落とされたあと [24]
中央区 クレジット・分割払いは2027年3月31日までに支払いを完了 [21]
千代田区 原則一括払い。工事完了までに全額を払えば割賦も可 [25]

ローンを使うと、手元の現金を減らさずに立て替えられます。その一方で、補助金が入る前に返済が始まり、金利の負担もかかります。

申請期限の起点がローン契約日になる区では、契約が早いと期限も早く来ます。工事が遅れても期限は延びないことがあるので、起点の日を確かめておきます。

あなたがやること: 支払い方法を決める前に、自分の区で「支払いの完了日」がいつになるかを確かめます。

年度末の工事に注意

工事が年度末にずれこむと、区の期限に間に合わず、区の補助を受けられないことがあります。

都の実績報告は、事前申込の有効期限(1年)と2029年3月30日のうち早い日までに出せばよく、年度末の締め切りはありません。[1] 一方、区の期限は2027年2〜3月に集まっています。

区市 年度末の期限 出典
港区 交付申請 2027年1月29日、完了報告 2月26日 [7]
新宿区 第4期 2027年1月12日〜3月12日必着 [18]
杉並区 2027年2月26日まで [10]
豊島区 2027年3月1日必着 [11]
墨田区 2027年3月17日までに完了書類の審査に合格 [19]
大田区 本申請 2027年3月19日17時まで [9]
八王子市 実績報告は完了日から1か月以内か2027年3月15日の早い方 [14]

年度末は申請が集中し、審査にも時間がかかりやすくなります。新宿区は、年末年始や申請の多い時期は審査に時間がかかることがあるとしています。[18]

あなたがやること: 工事の完了予定日を、区の期限より余裕をもった日に設定できるか業者と相談します。

工事の日程は、業者ごとに空き状況が違います。複数社の見積もりで、日程と期限が合う業者を探すと安心です。

区市の補助はいつ入る?

区や市の補助は、都とは別に、区市ごとの手順で振り込まれます。

公表されている目安を並べると、次のとおりです。目安の書き方は「申請から」「交付決定から」「確定から」などばらばらなので、起点に注意して読んでください。

区市 交付決定・確定までの目安 振込までの目安 出典
足立区 申請から3〜4か月程度で通知 交付決定通知の送付後3〜4週間程度。振込の連絡なし [4]
荒川区 記載なし 不備がなければ申請から3〜4か月程度で入金 [5]
江東区 申請から約1か月で交付決定。完了報告から約1か月で確定 確定通知から約1か月 [6]
港区 審査2週間〜1か月程度(混み合うと約2か月) 確定から支払手続1か月程度 [7]
北区 審査7〜10日程度 交付請求書の提出後、おおむね1か月程度 [8]
大田区 本申請から約1か月で決定 決定から約3週間 [9]
杉並区 記載なし 申請受付から振込まで2〜3か月程度 [10]
豊島区 交付申請から2〜3か月程度 交付決定通知の受領から約1か月程度 [11]
葛飾区 完了報告から確定通知まで3〜4週間程度(令和7年度は支払いまで最大6か月程度) 確定通知のあと(日数の記載なし) [12]
品川区 審査3か月程度(遅れることがある) 記載なし [13]
八王子市 交付決定まで2週間〜1か月程度、額の確定まで2週間〜1か月程度 40日程度 [14]
調布市 不備がなければ約3週間で決定通知 決定通知の送付後3週間程度 [15]
目黒区(今年度は終了) 審査6週間程度 支払手続2〜3週間程度 [16]
台東区(今年度は終了) 記載なし 交付申請の受理から1〜2か月 [17]
新宿区・墨田区・中野区・中央区 日数の記載なし 日数の記載なし [18][19][20][21]

表の値は、各区市が公表している目安です。申請が集中すると延びることがあり、葛飾区は令和7年度に支払いまで最大6か月程度かかったとしています。[12]

足立区は、振込の連絡がありません。通帳に「カンキヨウセイサクカ アダチクカイケイカンリシヤ」と印字されるので、記帳して確かめます。[4]

現金で振り込まれない例もあります。横浜市は、キャッシュレスのポイントなど(郵送の申請は商品券)で受け取る仕組みで、ポイントの付与は2027年3月12日までです。[26]

あなたがやること: 自分の区の行を見て、目安の起点(申請・決定・確定)がどこかを確かめます。

都と区の入金の順番

都と区の補助は、別々に振り込まれます。どちらが先になるかは、区の決まりしだいです。

区によっては、都の交付確定を示す書類がないと申請できません。品川区は、国や都を併用するとき、その交付確定を示す書類の写しを求めています。[13] この場合、区の振込は都の確定よりあとになります。

区の決まり 入金の順番の見通し
都の確定の書類が申請に必要(品川区など)[13] 都の確定 → 区へ申請 → 区の審査 → 区の振込
都の決定があれば写しを出す(新宿区・中央区)[18][21] 区の手続きは都と並行。どちらが先かは時期による
区への申請が支払いから一定期間内(足立区など)[4] 支払い後すぐに区へ申請でき、区の入金が先になることもある

墨田区の蓄電池の補助は、工事費用から国や都の補助額を差し引いた額で計算します。[19] こうした区では、都の補助額が決まらないと区の額も決まりません。

あなたがやること: 区の申請に都の書類が要るかを確かめ、都と区の入金を別々の行で資金計画に書きます。

遅れずに受け取るには

振込を早める方法はありませんが、遅れる原因は減らせます。遅れの多くは、書類の不備と、手続きの順番です。

令和8年度に事前申込をした申請では、実績報告のときに「金融機関発行の証明書等」が必須です。[2] 都は「現金の受け渡し」による取引を、助成の対象外としています。[22] 支払いは、振込やローンなど金融機関の記録が残る方法にします。

やること 理由
受付通知が届いてから契約する 事前申込の前の契約は対象外 [1]
金融機関の記録が残る方法で払う 証明書等が必須、現金は対象外 [2][22]
設置と支払いが終わったら早めに実績報告を出す 審査はそこから始まる [1]
修正の連絡にすぐ応じられるようにする 180日以内に直さないと取り下げ扱い [1]
受付番号を控える 申請状況の確認に必要 [2]

ローンで払う場合は、補助金が入る前に返済が始まることもあります。返済の開始日も、資金計画に入れておきます。

あなたがやること: 契約の前に、支払い方法と実績報告を出す時期を業者と決めます。

都の事前申込は見積書を添えて出します。[1] 見積もりの段階で、申請と支払いの段取りを業者と決めておくと安心です。

あなたの地域の補助金

あなたの地域の補助金

入金までの期間は、地域ごとに違います。住んでいる地域の目安と受付状況を確かめてください。

次にやること

立て替えの計画は、実際の費用がわかってから立てます。申請に慣れた業者の見積もりなら、支払いの時期と申請の段取りもあわせて確かめられます。

よくある質問

都の補助金は、申請してから何か月で入る?

公表されているのは「交付決定通知書の送付から1〜2か月程度」だけです。[1] 実績報告から交付決定までの審査期間は公表されていないため、申請からの合計は示せません。

振込の前に連絡はある?

ありません。都の手引きは、支払い日の連絡はしないとしています。[1] 通知書が届いたら、通帳で入金を確かめます。

補助金を工事代金の支払いにあてられる?

あてられません。都の補助は、支払いがすんでから実績報告を出し、審査を経て振り込まれます。[1] 工事代金はいったん全額を払います。

入金が遅いときはどこに聞けばいい?

都の電子申請で申請状況を確かめ、わからなければ蓄電池ヘルプデスク(03-6633-3824、平日9時〜17時)に問い合わせます。[2] 代行を頼んだ場合は、まず業者に受付番号と状況を聞きます。

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この記事を書いた人

蓄電池補助金ノート編集部

国・都・区市町村の公式ページと要綱を読み、金額と条件を毎週確認しています。運営はアースダイバー株式会社です。

運営会社:アースダイバー株式会社

編集方針と確認の方法

出典

  1. 令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業 助成金申請の手引き ver.1.0(東京都環境公社、2026年5月29日、PDF) p.3〜4(流れ・振込の目安・支払い日の連絡)、p.17(助成額)、p.18〜21(期限・修正・審査・支払い) 2026年10月24日確認
  2. 令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業(クール・ネット東京)(ヘルプデスク、申請状況確認、提出書類変更のお知らせ) 2026年10月24日確認
  3. 令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業 公募要領(SII、2026年3月26日、PDF) p.9(2025年度目標価格) 2026年10月24日確認
  4. 足立区 申請手続きの流れ(PDF) 2026年10月24日確認
  5. 荒川区エコ助成事業 よくある質問(令和8年4月1日現在、PDF) 2026年10月24日確認
  6. 江東区 地球温暖化防止設備導入助成 事業のご案内(個人住宅用、2026年4月1日、PDF) 2026年10月24日確認
  7. 港区 創エネ・省エネ助成パンフレット(2026年版、PDF) 2026年10月24日確認
  8. 北区 再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成 ご案内【一般用】(令和8年度、PDF) 2026年10月24日確認
  9. 令和8年度 大田区住宅リフォーム助成事業 パンフレット(PDF) 2026年10月24日確認
  10. 杉並区 エコ住宅促進助成 手続き案内(令和8年度、2026年10月15日更新) 2026年10月24日確認
  11. 豊島区エコ住宅普及促進費用助成金(個人住宅向け、2026年10月14日更新) 2026年10月24日確認
  12. 令和8年度 個人住宅用かつしかエコ助成金のご案内(葛飾区、PDF) 2026年10月24日確認
  13. 令和8年度 しながわゼロカーボンアクション助成 ご案内パンフレット(品川区、2026年5月1日、PDF) 2026年10月24日確認
  14. 八王子市 再生可能エネルギー利用機器等設置費補助制度 リーフレット(PDF) 2026年10月24日確認
  15. 調布市 太陽光発電設備・蓄電池設備等設置補助 令和8年度 制度案内(2026年7月24日更新、PDF) 2026年10月24日確認
  16. 目黒区 利用の手引き(太陽光・蓄電池等、PDF)/区の案内ページ(2026年10月15日更新) 2026年10月24日確認
  17. 台東区 脱炭素推進助成金 申請の手引き(PDF)/区の案内ページ(2026年10月16日更新) 2026年10月24日確認
  18. 新宿区 新エネルギー及び省エネルギー機器等の導入補助(2026年10月16日更新) 2026年10月24日確認
  19. 墨田区 地球温暖化防止設備導入助成制度 令和8年度 申請編パンフレット(PDF) 2026年10月24日確認
  20. 中野区 令和8年度 Q&A(PDF) 2026年10月24日確認
  21. 中央区 自然エネルギー・省エネルギー機器等導入費助成(住宅用)(2026年10月5日掲載) 2026年10月24日確認
  22. 令和7年度事業の受付期間及び令和8年度事業の概要・今後の予定について(東京都環境局・東京都環境公社、2026年2月18日、PDF) 2026年10月24日確認
  23. 足立区 太陽光発電システム及び蓄電池設置費補助金(設置後申請)(2026年10月1日更新) 2026年10月24日確認
  24. 文京区 令和8年度 新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成パンフレット(PDF) 2026年10月24日確認
  25. 令和8年度千代田区省エネルギー改修等助成制度(2026年10月23日更新) 2026年10月24日確認
  26. 横浜グリーンエネルギーパートナーシップ事業(横浜市、2026年10月23日更新) 2026年10月24日確認

更新履歴

  • 2026年10月24日 新しい構成で全面改稿。区市ごとの交付決定・振込の目安の表を14区市に広げ、都と区の入金の順番、申請状況の確かめ方、ローン・カード払いと年度末の期限の注意を追加
  • 2026年10月24日 公開

次回確認予定:2026年11月24日