川崎市で蓄電池をつけるとき、いま使えるのは川崎市の「たいせつ補助金」(太陽光発電設備等設置費補助金)です。すでに太陽光がある家に7kWhを後付けするなら、上限の30万円が目安です。神奈川県の住宅用の補助は、9月7日に予算に達して締め切られました。[1][5]
川崎市の補助は、工事の前にオンラインで申請し、交付決定を待ってから工事を始めます。受付は12月28日までで、10月21日時点で予算の55%に申請が集まっています。このページでは、計算のしかた、申し込みの順番、対象の条件をまとめました。
補助金の額は条件でほぼ決まりますが、実際に払う額は設置費用しだいです。川崎市の補助は上限30万円なので、業者や機種による費用の違いのほうが、払う額を大きく左右します。最後は見積もりで、費用と自己負担を確かめるのが確実です。
このページの要点
- すでに太陽光がある家に蓄電池7kWhなら、川崎市で30万円(設置費が税抜60万円以上の場合)
- 計算は「1kWhあたり10万円」「設置費の半分」「上限30万円」のいちばん低い額
- 神奈川県の住宅用補助は9月7日に予算終了。もともと太陽光と同時につける場合だけが対象
- 川崎市は工事の前にオンライン申請。受付は12月28日まで(予算の55%、10月21日時点)
- 国のDR補助金は2026年5月29日に予算到達で終了。再開の予定はない
- 補助金の額は条件で決まるが、自己負担は設置費用しだい。費用は見積もりで確かめる
もらえる補助金の額
何をつけるかで額が変わります。選ぶと、内訳と合計が出ます。
前提:すでに太陽光がある家に7kWhを後付け
太陽光あり・蓄電池7kWhの場合
30万円(川崎市)
前提:既存の家に3kW
既存の家・太陽光3kWの場合
4万円(川崎市)
神奈川県
予算終了(参考: 21万円)[5]
川崎市
FIT適用の太陽光は定額4万円
前提:太陽光3kWと蓄電池7kWhを同時に
太陽光3kW・蓄電池7kWhの場合
34万円(川崎市)
神奈川県
蓄電池 予算終了(参考: 15万円) / 太陽光 予算終了(参考: 21万円)
川崎市
蓄電池 7kWh × 10万円・費用の1/2・上限30万円の低い額 = 30万円 / 太陽光 FIT適用の太陽光は定額4万円 = 4万円
計算:30万円 + 4万円 = 34万円
蓄電池はSIIの登録製品に限ります。補助の合計は、工事費などの実際にかかった費用が上限です。太陽光の費用は含めずに計算しています。
- FITを使う太陽光と同時:太陽光4万円+蓄電池30万円(区分2-2)= 34万円
- FITを使わない太陽光と同時:太陽光21万円+蓄電池70万円(区分2-1、上限70万円)= 91万円
FITを使わない太陽光と同時につける蓄電池は「区分2-1」で、上限が70万円です。ただし設置費の半分が上限なので、蓄電池の設置費が140万円(税抜)に届かないと70万円にはなりません。[1][3] 国の目標価格で7kWhを87.5万円(税抜)とすると、蓄電池は87.5万円 × 1/2 = 43.75万円で、1,000円未満を切り捨てて43.7万円です。[2][6] 神奈川県の補助は予算終了で、第3期の告知はありません。[5]
3つ選ぶと、補助金と自己負担の目安がその場でわかります。
川崎市の補助金シミュレーター
3つ選ぶと、補助金と自己負担の目安がわかります
費用は国の目標価格(1kWhあたり12.5万円・税抜)で計算した目安です。
補助金の額は条件でほぼ決まりますが、設置費用は機種や工事で業者ごとに変わります。自己負担をはっきりさせるには、実際の見積もりが必要です。
実際の費用を見積もる補助金の額は条件でほぼ決まりますが、設置費用は業者ごとに変わります。川崎市は設置費の半分が上限なので、補助の額を確かめるにも見積もりが必要です。
実際の費用を見積もる容量で補助金は変わる?
| 蓄電池の容量 | 容量 × 10万円 | 設置費の半分(目安) | 川崎市の補助 |
|---|---|---|---|
| 5kWh | 50万円 | 31.25万円 | 30万円(上限) |
| 7kWh | 70万円 | 43.75万円 | 30万円(上限) |
| 10kWh | 100万円 | 62.5万円 | 30万円(上限) |
| 12kWh | 120万円 | 75万円 | 30万円(上限) |
設置費の半分は、国の目標価格(1kWhあたり12.5万円・税抜)で計算しました。[6] 補助が同じ額で止まるので、容量は補助の額ではなく、停電のときに使いたい家電や毎日の使い方で決めるのが基本です。
自己負担はいくらになる?
設置費用
87.5万円
補助金
30万円
自己負担
57.5万円
国が蓄電池の価格の目安として示す「目標価格」は、工事費を含めて1kWhあたり12.5万円(税抜)です。[6] この価格で7kWhを設置した場合で計算します。
- 設置費用(目安):7kWh × 12.5万円 = 87.5万円(税抜)
- 補助金:川崎市 = min(70万円、87.5万円 × 1/2 = 43.75万円、30万円)= 30万円
- 自己負担:87.5万円 − 30万円 = 57.5万円
川崎市の「設置費の半分」は、税抜の設置費から国と県の補助額を引いたあとの額で計算します。いまは国のDR補助金も県の住宅用補助も受付を終えているので、引かれる額はありません。[1][3]
実際の見積もりは機種や工事内容で上下します。補助が30万円で止まるので、見積もりの差がそのまま自己負担の差になります。
いま申し込める?
川崎市は受付中、神奈川県は予算終了です。
| 制度 | 受付状況 | 期間 |
|---|---|---|
| 川崎市 交付申請(工事の前) | 受付中(予算の55%、10月21日時点) | 2026年4月24日〜12月28日 |
| 川崎市 事業完了 | ― | 2027年1月31日まで |
| 川崎市 設置完了届 | ― | 完了から30日以内か、2027年2月12日の早い方 |
| 神奈川県 住宅用補助 | 予算終了 | 第2期は9月7日に締切。第3期の告知なし |
川崎市は、予算の状況によって12月28日より前に受付を終えることがあります。10月21日時点で、予算の総額に対して55%の申請がありました。予算の金額そのものは確認できていません(確認中)。[1]
工事は2027年1月31日までに終える必要があります。12月に申請すると、交付決定を待つ時間を考えて工期の余裕が少なくなります。[1][3]
申し込みの順番
川崎市は、工事を始める前に申請し、交付決定を受けてから着工します。
- 見積もりをとり、業者と契約する(交付申請に契約書の写しを添付する)[3]
- 交付決定の通知(申請から約4週間)を受けてから、工事を始める [3]
- 完了したら、設置完了届を出す(完了から30日以内か、2027年2月12日の早い方)[1]
- 補助金額の確定通知(約4週間)から20日以内に、請求書を郵送する [3]
交付決定の通知より前に工事を始めると、補助の対象外になります。[2] 対象外になるのは「設置工事の着工」が早い場合で、契約は交付申請の前にすませます(申請に契約書の写しが必要)。交付申請より前に着工したものは、申請を受け付けません。[2]
申請は、業者に任せることができます。補助金は申請者本人に支払われます。[1]
川崎市は工事の前の申請が必要で、申請には契約書の写しも使います。見積もりの段階で、申請に慣れた業者に段取りを相談すると安心です。
申請に慣れた業者に相談市への申請方法と書類
交付申請・設置完了届・計画の変更や中止は、すべてe-KAWASAKIのオンライン手続きです。紙では受け付けていません。郵送するのは請求書だけです。[3]
交付申請の主な書類 [3]
- 交付申請書(オンラインのフォーム)と補助金算定表(Excel)
- 市民税・県民税・森林環境税の納税証明書(最新年度。課税証明書は不可)
- 現況のカラー写真(3か月以内に昼間に撮影)
- 工事請負契約書か売買契約書の写し
- すでにある太陽光につなぐ場合は、太陽光の設置の証明(売電メーターの記録など、3か月以内)
- 持ち主が別にいる、共有者がいる場合は、所有者の同意書
設置完了届では、領収書の写し、設置後の写真、蓄電池の保証書か出荷証明、住民票の写し(3か月以内)なども出します。[3] 請求書には確定通知の額を書き、訂正印は使えません。[3]
補助金はいつ振り込まれる?
申請から交付決定まで約4週間、設置完了届から額の確定まで約4週間です。確定通知の日から20日以内に請求書を郵送します。[3]
請求書を送ってから振り込まれるまでの日数は、手引きに記載がありません(確認中)。[3] 交付決定と額の確定は、オンラインで通知されます。
補助金は後から振り込まれるため、工事代金はいったん全額を支払う必要があります。
補助金をうたう訪問に注意
うちは対象?かんたんチェック
7つの質問で、神奈川県と川崎市の対象かがわかります
あと7問で結果が出ます
要綱と募集案内をもとにした目安です。最終的な判断は各自治体の審査によります。
新築・既存のどちらも対象です。[1] 「わからない」を選んだ項目は、見積もりのときに製品の型番とつなぎ方、工期で確かめられます。
ほかに使える選択肢
県には、0円ソーラーの補助と共同購入の2つの制度があります。どちらも川崎市の住宅で使えます。[7][8]
- 県の0円ソーラーの補助:初期費用なしで設置するサービスの事業者に、県が補助する制度です。受付は12月28日までで、10月21日時点で予算の70%に達しています。ただし、リースやPPAの設備は川崎市の補助の対象外です。どちらを使うかを選ぶことになります。[2][7]
- 県の共同購入:補助金ではなく、参加者を集めて価格を下げる仕組みです。すでに太陽光がある家向けの「蓄電池のみプラン」もあります。参加登録は10月29日までで、登録は無料、契約ではありません。[8]
共同購入の落札価格は、蓄電池のみプラン(7.4kWhの例)で152万7,502円(税込)と、運営会社のサイトに掲載されています(二次情報)。設置条件で変わります。[9] 共同購入で買った場合に川崎市の補助を使えるかは、チラシに「利用できる場合がある」とあるだけで、明記はありません。[8]
補助金の申請に慣れた業者から、まとめて見積もり
川崎市の補助は30万円で止まるので、払う額は費用の差で決まります。12月28日の締切と1月31日の完了期限を考えると、早めに何社かの見積もりをくらべておくと段取りを決めやすくなります。
無料で見積もりをくらべるよくある質問
卒FITの太陽光に、蓄電池を足しても対象?
国や県の補助をもらうと、市の補助は減る?
容量に端数があるときは?
蓄電池の容量は、SIIが公表する初期実効容量の値を、小数第2位以下を切り捨てて(0.1kWh単位で)数えます。補助額の1,000円未満も切り捨てです。[2] 計算上は、3kWh以上で設置費の半分が30万円以上あれば上限の30万円です。端数が額に響くのは、それより小さい容量の場合です。
問い合わせ先
川崎市 環境局 脱炭素戦略推進室(たいせつ補助金 担当)
電話:044-200-2178(平日9時〜11時45分、13時〜16時45分)
メール:[email protected]
請求書の送り先:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地 環境局脱炭素戦略推進室「たいせつ補助金」担当
近くの区・市の補助金
- 横浜市受付中 蓄電池7kWhの例で市の補助で12万円(ポイント等)
- 大田区(東京都)受付中 蓄電池7kWhの例で都と区で77万円
- 世田谷区(東京都)都の補助のみ 蓄電池7kWhの例で都の補助のみ70万円
- 町田市(東京都)都の補助のみ 蓄電池7kWhの例で都の補助のみ70万円
※ 補助は住んでいる区市の制度が対象です。額は既存住宅・太陽光あり・蓄電池7kWhの例。
あわせて読みたい
出典
- 太陽光発電設備等設置費補助金(令和8年度)(川崎市、公式ページ、2026年10月21日更新) 2026年10月24日確認。予算の55%は同ページの画像による
- 川崎市太陽光発電設備等設置費補助金交付要綱(R8)(要綱PDF、発行日の記載なし) 第9条第2項・第11条の2・別表2(容量の切り捨て、設備ごとの1/2)・別表4(着手日) 2026年10月24日確認
- 申請の手引き(個人住宅編)(川崎市、募集案内PDF、2026年6月22日) p.12(ローン払いの添付書類)ほか 2026年10月24日確認
- 個人向けガイドブック(電子版)(川崎市、募集案内PDF、2026年4月24日) 2026年10月24日確認
- 令和8年度神奈川県住宅用太陽光発電・蓄電池導入費補助金(神奈川県、公式ページ、2026年10月22日更新)/補助事業実施の手引き(令和8年度版)(募集案内PDF、発行日の記載なし) p.6(同時導入の条件) 2026年10月24日確認
- 家庭用蓄電システム導入支援事業 公募要領(SII、2026年3月26日、PDF)。目標価格12.5万円/kWhは同要領による。受付終了(2026年5月29日、予算到達)はSII 令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業 お知らせ(2026年5月29日)による。2026年10月24日確認
- 令和8年度神奈川県太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助金(神奈川県、公式ページ、2026年10月22日更新) 2026年10月24日確認
- 住宅用太陽光発電・蓄電池の共同購入事業(神奈川県、公式ページ、2026年9月10日更新)/共同購入チラシ(令和8年度)(募集案内PDF、発行日の記載なし) 2026年10月24日確認
- みんなのおうちに太陽光 神奈川(アイチューザー株式会社、二次情報) 2026年10月24日確認
更新履歴
- 2026年10月24日 令和8年度の内容で公開。予算の申請状況(10月21日時点55%)を反映
次回確認予定:2026年10月31日